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上咽頭癌、その治療

がん保険に加入した。これで癌になっても大丈夫、そうは思えないのが人情でしょう。不幸にも癌になった場合、例外を除き、すべての癌で治療に対し保障が受けられますが、それぞれの癌について具体的な治療法や予後などはおおいに気になるところです。ここでは、具体的に上咽頭癌の治療法について見てみましょう。上咽頭という場所は解剖学的な位置づけから、根治手術をするのが極めて困難な部位です。また、上咽頭癌は低分化?未分化な組織型であることが多く、他の癌に比べ比較的放射線や化学療法の感受性が高く、通常は放射線治療が行われます。化学療法も効果があることから、両方の治療を組み合わせて根治を目指します。頚部リンパ節の転移には原則として頚部郭清を行いますが、まず上咽頭の原発巣の治療を優先させます。上咽頭癌は高線量の放射線を照射される関係上、治癒後、様々な治療後の合併症・後遺症を生じることがあります。解剖学的な特性から滲出性中耳炎、慢性中耳炎が頻発します。唾液腺障害からの唾液低下は避けられず、長期にわたる口腔咽頭の乾燥、異常感を残すことがあります。開口障害、それに伴う嚥下や構音の問題も少なくありません。さらに脳幹部への過照射を避けられないことも多く、それによって視覚・動眼障害、顔面神経麻痺、嚥下障害などの脳神経障害も起こり得ます。この癌も早期発見、早期治療が大切であると言えます。

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